86

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2012年某月、Griffonプロジェクトは結成した。
「究極の86」を創るために、メンバーはTRDのあらゆる分野から集められた。

通常の用品開発メンバーはもちろんのこと、スーパーGTの開発に携わる、シャシ・空力・エンジンのプロフェッショナルも集結。
 
普段はレースというフィールドで、レギュレーションに縛られた開発を行っているが、今回はその縛りはない。
ただ、市販車へのフィードバックを行うことを前提としているため、いくつかのルールに基づき開発は進められた。


 1.FR(フロントエンジン・リヤドライブ)であること。
 2.ベース車のFA20エンジンをベースとするNA(自然吸気)エンジンであること。また排気量アップもしない。
 3.モノコックの変更は行わず、ロールバーも装着しない。


大きくは以上の3つだ。

 
<シャシ>
先述のとおり、ロールバーは装着しない。その代わりにTRDの経験をもとにスポット増し(溶接箇所追加)、ブレース類の追加を
行い、強靭なシャシを作り上げている。当然ながら、過剰な補強は重量増にもつながるため、効率の良い補強が求められる。
また同時に不要なパーツを取り払い、軽量化も行っている。

 

  

 

 

<エンジン>
初期のテストは、エンジン本体はノーマルで実施した。これは、TRDが初めて携わる富士重工製水平対向エンジン「FA20」の
ポテンシャルを確認するためでもあった。
2014年モデルのテストからは、エンジンにも手を加え、ピストン・コンロッド・カムシャフト等を変更することで
ノーマルエンジンから約30PSの出力アップを達成している。

 

 

 

<エアロダイナミクス>
今回のプロジェクトの肝ともいえる空力。公開はしていないが、床面も含め、TRDのノウハウが凝縮されている。
コンピューター上のシミュレーションのみでなく、モデルを使った風洞試験も実施し、エアロダイナミクスを向上させた。
ここで確認された空力性能は、カナード・フェンダーエアロフィン・エアロスタビライジングカバーなど、すでに市販されている
パーツに生かされている。

 

  

 

 

<軽量化>
2014年モデルのGriffonは1トンを切る980kgまで軽量化されている。不要なものを取り払うのみではなく、
モノコックを除く外装パーツやダッシュボードなど各部のカーボン化やウインドウのポリカーボネート化により達成された数値だ。
細かな軽量化の積み重ねにより、多数のパーツが装着されているのもかかわらず、ノーマル車両より250kg近い
軽量化を実現した。

  


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