パフォーマンスラインの空力開発に際しては、スーパーGTの空力エンジニアが
基礎シミュレーション段階から参画。CFD(数値流体力学)解析による
基礎空力検討により、車両のダウンフォース中心を5%後方にするレイアウトを
導き出した。フロントスポイラー装着状態では車両の前方にのみ圧力がかかって
いたところをリヤに5%移動させたことで、旋回時のリヤを空力要素で安定化
させることができる。何パターンもの試作品を製作し、風洞実験と実走での
感応評価を繰り返し、形状の検討を重ねた。
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【フロントスポイラー】
オーリスのマイナーチェンジに合わせて開発したフロントスポイラー。オーリスの
表情をよりスポーティーでアグレッシブなものに変貌させている。また装着する
ことで、フロントのダウンフォースを増加させ、安定した走行が可能となる。 |
【リヤディフューザー、リヤルーフスポイラー】
メンバーブレースに付加されたエアロスパッツにより整流された車両下面の空気を効果的に後方へと引き抜き、高速走行時に発生しやすくなる揚力を抑える効果がある。ディフューザーの4枚のフィンの枚数、取り付け位置、フィンの長さは、様々な試作を実走評価の繰り返しで熟成。オーリスのベストな形状を選び出した。ガーニーフラップ形状の高さ・角度について何度も検証。既に販売していたフロントスポイラー、エアロスパッツ付のメンバーブレース、リヤディフューザー、リヤルーフスポイラーの絶妙なバランスにより、オーリスのベストと呼べるエアロパッケージがここに完成した。
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