ANOTHER CHAPTER2
モノ創り×モノ造り


レクサス向けに設定しているアルミホイールは全て鍛造と呼ばれる技法を用いて製造している。
鍛造。
それは古来から日本刀で用いられた技法であり、現在ではF1など最高峰のレース
シーンで使用されるホイールを産み出す。
このようになぜ世界に名だたるものは鍛造なのか?
鋳造とどこが違うのか?なにがすごいのか?
理由は極めて明快、「強く」「軽い」。

アルミの塊を高圧プレス機が数千トンという力でプレスする。
それは素材の密度を高め強靭なものとするため。
その強靭さは細かい造形を可能にする。
ゆえにデザインの自由度が高く、鍛造でしか表現できない美しいデザインとなる。

「お洒落は足元から」を可能にできるのも鍛造ならでは。

多くの人は「鉄下駄」を履いて走るよりも、「ランニングシューズ」の方が
「快適」に「安心」して走れるはずだ。
足元を軽くするだけで、運動性能が驚くほど上がる。
身体に置き換えると、ボデーは上半身、サスペンションは膝、ホイールは足。

いわゆるバネ下重量と呼ばれるもの。
それは、バネ上の軽量化と比較すると4~10倍の効果があると言われている。
サスペンションの下に付く重い付加物=ホイールの重量削減は、クルマが持っている
本来の性能を効率的に引きだすことができる。

ただの「機能」ではなく「機能美」を重要視する我々として

匠の技に熱い想いを持つ我々として、「鍛造ホイール」は外すことができないモノとなっている。

たっぷりと時間をかけ、ヒントが垣間見えた後、ここからは私たちの掲げる“機能美”に
辿り着くまで無駄な要素をそぎ落としていく。
目指すイメージはアスリート。

その無駄のない躰はスポーティな走りを予感させ、それでいてシンプル。
誰が見ても洗練されている。

【職人×職人】


圧倒的な品質が生まれる所以。
それは、製造する日本の職人の存在にある。

鍛造ホイールの無駄のない造形美には、考え抜かれた設計が必須となる。
軽量化と言っても、強度を落とさず、筋肉を残して贅肉のみを削る。

品質はもちろん見た目にも。
効率を排した職人による手作業によってこそ完成される。

鍛造ホイールの工場と言うと、巨大な機械に大火力のラインを真っ先に思い浮かべるが、
実際は職人が肩を並べて作業している、いわゆる人間の工程が多いことに驚く。
マシニングと呼ばれる機械が荒削りした後のホイールを職人が一本ずつ削る。
手間がかかり量産にも不向きだが、手作業でしか表現できないデザインを造るために。

完成品を見る職人の目は厳しい。
蛍光灯の下で、ありとあらゆるすべての角度で見る。
それはまるで「アラ」を必ず探し出すかのように。

合格かどうかではなく、最高の品質のみを追求している。
機械加工品と一辺倒に考えられがちなホイール。

「美は結果として与えられている」。
一切の妥協を許さないその姿勢に、共感せずにはいられない。

【匠×TAKUMI】


「TRD」の鍛造ホイール。

クルマを知り尽くすTAKUMIとしての拘り。
それは多岐に及ぶが、ホイールを交換するとよく言われる「乗り心地が悪くなる」「轍にとられやすくなる」などのデメリットをなくしたいという想い。
車種ごとにクルマの総重量が異なるなら、ホイールごとの最適な重量・剛性も違う。

総重量が重いクルマに対して軽すぎる=剛性の少ないホイールは轍にとられやすくなるなど、走りに粘り強さや懐の深さがなくなる。
総重量が軽い車に対しては、過剰な重量や剛性はもたせると、足枷をかけたように重くなり、機敏さが失われる。

軽ければ良い・サイズが合うから流用するなど、それはわれわれの商品に成り得ない

さらには、スポーティなデザインと言っても、さまざま。
具体的な車種で、佇む景色やそこから降りてくるドライバーを想像しながら、足元をしつらえる。
美しいクーペスタイルであれば繊細なイメージ、風格のあるセダンであれば精悍(せいかん)さが欲しい。

走りだした瞬間から感じる圧倒的な性能と、時速0kmでも感じる精緻な美。
我々の拘りは、効率や採算性を排してこそ初めて実現できるもの。

匠の造るオーダーメイドは、他の追随を許さない。

すべては装着した瞬間に始まる感動のために。

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